吸水率/water absorption

一定条件下でプラスチック材料が水を吸収する割合。以下の計算式で求めることができる。

 

吸水すると寸法や機械特性などが変化するため、材料によってどの程度吸水するのかを把握しておく必要がある。また、同じ材料でも試験時間、試験片の厚みなどによって吸水率が異なるため、同じ試験条件で材料の比較をすることが重要。以下に代表的なプラスチックの吸水率を示す。

 

材料 ※非強化 吸水率(%)
(23℃、24h水中浸漬)
PA6(ナイロン6) 1.3~2.5
PA66(ナイロン66) 1.0~1.8
ABS 0.27~0.31
PMMA 0.2~0.3
POM 0.2~0.22
PC 0.1~0.24
PBT 0.05~0.08
PP <0.03
PE <0.01

 

※数値は代表値を示す。サンプル厚み、材料のグレードなどにより異なる。

 

水をよく吸う材料の代表格がPA6、PA66などのナイロン系の材料。他の材料に比べると桁違いに吸水する。一方、PPやPEは分子構造上、電気的な偏りのない無極性の材料であり、極性分子の水を反発するため、吸水率が非常に低い。上記データは参考例であり、同じ種類の材料でも配合剤やサンプル厚みによって値が大きく変動するので注意する必要がある。吸水率が上昇すると、材料強度、弾性率は低下する一方、伸びや電気の流れやすさは向上する。

 

最終更新 2020年9月15日 

 

【参考文献】
JIS K7209 「プラスチック-吸水率の求め方」

 

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投稿日:2020年9月15日 更新日:

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