はりに曲げ変形や応力を生じさせるモーメントのこと。
下図のような、中央部に集中荷重が作用している両端単純支持はりを考える。はりの一部分を自由体として取り出し、平衡条件を検討する。自由体の右端には反力RAが作用しているため、左端にはそれを打ち消すだけの内力が働いている。この内力をせん断力という。
ただし、このままでは自由体は反時計回りに回転してしまう。この回転を止めるような内力が曲げモーメントである。曲げモーメントの大きさはRA×aとなる。
曲げモーメントの符号は以下のように定義することが一般的である。
最終更新 2019年6月12日
【参考文献】
村上敬宜 『材料力学』 森北出版
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