前回の2006年~2009年編に続き、今回は2010年~2014年編です。
実際のリコール・社告事例(2010年~2014年)
株式会社良品計画(販売)/住商インテリアインターナショナル株式会社(輸入)
公表 | 2010年2月 |
製造・販売時期 | 2009年8月~2009年12月販売 |
不具合事象 | 脚部の割れが発生 |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 (筆者推定) | 転倒 |
原因 | 不明 |
対応 | 交換(脚部のみ) |
出典:nite HP
シグマA・P・O システム販売株式会社
公表 | 2010年3月 |
製造・販売時期 | 2008年2月~2008年10月販売 |
不具合事象 | 背もたれが破損 |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 「場合によっては転倒などにより怪我をする恐れがある」(niteHPより) |
原因 | 不明 |
対応 | 部品交換 |
出典:nite HP
株式会社ワールドリビングスタイル
公表 | 2010年5月 |
製造・販売時期 | 2009年11~2010年5月販売 |
不具合事象 | 椅子の脚が折れる |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 (筆者推定) | 転倒 |
原因 | 脚材料である木材の強度不足 |
対応 | 回収 |
出典:nite HP
國新産業株式会社
公表 | 2010年7月 |
製造・販売時期 | 2008年11~2010年2月販売 |
不具合事象 | 座面とガスシリンダー接続部の部品の溶接が外れ、破損する恐れがある |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 (筆者推定) | 転倒 |
原因 | 溶接不良 |
対応 | 回収・修理 |
写真なし
株式会社ニトリ
公表 | 2010年7月 |
製造・販売時期 | 2004年9~2006年9月販売 |
不具合事象 | 腰を掛けた際に、脚の接合部が外れた |
被害の発生 | 座面ごと落下し腰を打ちつけるという事故が発生 |
可能性のある被害 | 転倒 |
原因 | 溶接不良 |
対応 | 点検・修理(金属による補強) |
出典:nite HP
イケア・ジャパン株式会社
公表 | 2012年1月 |
製造・販売時期 | 2006年7~2009年11月販売 |
不具合事象 | 安全ベルトが突然外れ、お子さまが転落するおそれがあることが判明 |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 転落 |
原因 | 不明 |
対応 | 無償提供(交換用安全ベルト) |
出典:nite HP
プラス株式会社
公表 | 2012年9月 |
製造・販売時期 | 2000年2月製造 |
不具合事象 | 座面と脚部の可動部分の金具が外れて転倒するおそれ |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 転倒 |
原因 | 溶接不良 |
対応 | 交換 |
出典:nite HP
株式会社ジョイフルエーケー
公表 | 2013年5月 |
製造・販売時期 | 2013年3月~2013年5月販売 |
不具合事象 | 商品の強度不足による破損事例 |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 不明 |
原因 | 不明 |
対応 | 回収 |
出典:nite HP
株式会社コメリ
公表 | 2013年8月 |
製造・販売時期 | 2013年3月~2013年8月販売 |
不具合事象 | 使用時に破損の恐れ |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 不明 |
原因 | 不明 |
対応 | 回収 |
出典:nite HP
コクヨファニチャー株式会社
公表 | 2014年8月 |
製造・販売時期 | 2008年1月~2009年12月販売 |
不具合事象 | 使用中に座が外れる可能性 |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 「転倒し怪我をする恐れがあること」(コクヨHPより) |
原因 | 不明 |
対応 | 点検(部品交換) |
出典:nite HP
株式会社エイ・アイ・エス
公表 | 2014年9月 |
製造・販売時期 | 2011年12月~2013年6月販売 |
不具合事象 | ベース部分の不備により、破損するという事象が発生 |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 | 不明 |
原因 | 不明 |
対応 | 回収(同等商品と無償交換または部品交換) |
出典:nite HP
株式会社コメリ
公表 | 2014年12月 |
製造・販売時期 | 2004年~2013年7月販売(品番による) |
不具合事象 | 脚部に亀裂が生じる恐れがある |
被害の発生 | 不明 |
可能性のある被害 (筆者推定) | 転倒 |
原因 | 不明 |
対応 | 回収(同等商品と無償交換または返金) |
出典:nite HP
前回も書いたように、不具合の原因トップ3は以下の通りです。もし椅子を設計する機会があれば十分にご注意ください。
①溶接不良
②強度不足
③ネジ緩み