拙著『図解!わかりやすーい 品質向上のための製品設計実務入門』が発売されました。

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拙著『図解!わかりやすーい 品質向上のための製品設計実務入門 設計者が事前に品質トラブルを防ぐための知識とルール』が、日刊工業新聞社より発売されました(2023年11月12日)。「図解!わかりやすーい」シリーズの第3弾です。今回もわかりやすさにこだわりました。

 

 

本書は、設計者等が設計品質を向上させるために必要な知識の全体像をわかりやすく解説することを目的に執筆しました。組織の規模に関わらず対応できるように、品質を確保するための考え方や方法をわかりやすく解説しています。細かな技術面の話は、製品によって違うため最小限に抑え、品質確保の考え方を理解することに焦点を当てました。一つのテーマは原則見開の2ページで解説し、重要なポイントを左ページに整理しています。

各章の終わりには品質向上事例とコラムを掲載していますので、設計実務での参考にしてください。

 

<目次>

序章 品質向上の取組みの重要性

0-1 なぜQが一番重要なのか
0-2 品質に関わる社会の仕組み
0-3 ますます重要になる品質の確保
0-4 品質問題を起こすとどうなるか
0-5 どのような原因で品質問題が起きているか

第1章 設計と品質の関係

1-1 品質とは何か?①
1-2 品質とは何か?②
1-3 設計とは何か?
1-4 設計の進め方
1-5 設計と品質の関係
1-6 品質と信頼性

<品質向上事例①>
ボタン電池のフタの設計
<コラム①>
アイデアを生み出すには

 

第2章 品質向上への取組みの切り口

2-1 品質向上を実現するために①
2-2 品質向上を実現するために②
2-3 設計の仕組み-品質向上を実現するための5つのポイント
2-4 設計の仕組み-①組織文化
2-5 設計の仕組み-②人材
2-6 設計の仕組み-③設計資産(1)
2-7 設計の仕組み-③設計資産(2)
2-8 設計の仕組み-④設計プロセス(1)
2-9 設計の仕組み-④設計プロセス(2)
2-10 設計の仕組み⑤-マネジメント

<品質向上事例②>
設計根拠をどう残すか?
<コラム②>
規格制定による業務効率化

第3章 品質問題の再発を防ぐ(再発防止活動)

3-1 再発防止活動とは
3-2 直接原因と根本原因
3-3 直接原因の対策
3-4 根本原因の対策
3-5 設計ルール
3-6 設計ルール②
3-7 設計ルール③
3-8 設計ルール④
3-9 設計者のエラー
3-10 人の能力の特徴
3-11 エラー防止の考え方
3-12 チェックリスト①
3-13 チェックリスト② 使えないチェックリストの例
3-15 チェックリスト③ 使えるチェックリストの例
3-16 検図

<品質向上事例③>
特注品の品質向上
<コラム③>
仕様規定と性能規定

第4章 品質問題を未然に防ぐ!(未然防止活動)

4-1 未然防止活動とは
4-2 未然防止活動が必要な理由
4-3 問題発見① 品質問題の本質を理解する(1)
4-4 問題発見② 品質問題の本質を理解する(2)
4-5 問題発見③ 問題発見の考え方
4-6 デザインレビュー(DR)① DRとは
4-7 デザインレビュー(DR)② 問題発見を促す工夫
4-8 QFD(品質機能展開)
4-9 FMEA(故障モード・影響解析)
4-10 FTA(故障の木解析)
4-11 FMEAとFTAの使いわけ
4-12 リスクアセスメント
4-13 試作・評価
4-14 問題を探す対象を減らす
4-15 人材による問題発見

<品質向上事例④>
キャスターのFMEA
<コラム④>
FMEAで使用する用語の定義

第5章 活動の効果をさらに高める取組み

5-1 人材のスキルで品質を高める
5-2 デジタル技術で品質を高める
5-3 ヒヤリハットに対応する
5-4 設計の仕組みを改善する
5-5 設計工数を見える化する
5-6 不正を防ぐ

<品質向上事例④>
椅子の転倒事故防止(FTAによる分析)
<コラム④>
設計者のスキルを伸ばすには

付録 設計者のための品質向上便利帳

付録(1) 品質向上キーワード
付録(2) 品質向上フレームワーク
付録(3) チェックリスト

 

 

 

 

 

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