トラッキング現象 とらっきんぐげんしょう/tracking phenomenon

樹脂などの有機絶縁物表面上に、水分や塩分などの汚染物がある状態で電圧が印可されると、その表面に電位差が生じ電流が流れる。その時に発生する熱により炭化導電路が形成され短絡・発火に至る。それをトラッキング現象と呼ぶ。トラッキング現象を引き起こす汚染物としては、水分、塵埃、界面活性剤、塩分、無機質などがある。トラッキング現象の起こりやすさは絶縁材料自身の特性により決まり、その起こりにくさを耐トラッキング性という。差し込みプラグの発火や基板の発火など電気製品のトラッキング現象による製品事故は頻繁に発生しており、電気製品を設計する際に最も注意すべき現象のうちの一つである。汚染物を侵入させない、耐トラッキング性の高い材料を使用、万が一のために周囲に難燃性の材料を使用するなどの設計配慮が望ましい。

 

 

最終更新 2015年9月10日

 

 

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