製造工程などのプロセスが、製品の品質や特性などを安定して作り出せる能力のこと。工程能力を表す指標を工程能力指数(CpまたはCPI:process capability index)と呼び、以下の式で計算できる。
Cp=(上方規格値-下方規格値)/(6×標準偏差)
規格の中心値と平均値にかたよりがある場合の工程能力指数はCpkと呼び、以下の式で計算される。
かたより(K)=|規格の中心-平均値|/(T/2) ※Tは規格の幅を表す
Cpk=(1-K)×Cp
Cpの値は一般的に以下のように評価されることが多い。
Cp | 評価 | 不良が発生する確率 |
1.67<Cp | 十分すぎる工程能力 | 0.6ppmより小さい |
1.33<Cp<1.67 | 十分な工程能力 | 0.6ppm~63ppm |
1.00<Cp<1.33 | ギリギリの工程能力(やや不足) | 63ppm~0.26% |
Cp<1.00 | 不十分な工程能力 | 0.26%より大きい |
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下記で計算することができます。
No. | データ | 計算結果 | ||
1 | 42.6 | 半角数字を入力 | 規格の幅(T) | 10 |
2 | 48.3 | 規格の中心 | 45 | |
3 | 46.2 | 平均値 | 44.8 | |
4 | 44.9 | かたより(K) | 0.04 | |
5 | 41.5 | 分散 | 3.976 | |
6 | 46.5 | 標準偏差(σ) | 1.9940 | |
7 | 43.9 | 3σ | 5.9820 | |
8 | 45.9 | 6σ | 11.9639 | |
9 | 42.7 | 工程能力指数(Cp) | 0.8358 | |
10 | 45.5 | 工程能力指数(Cpk) | 0.8024 | |
上方規格値 | 50 | 半角数字を入力 | ||
下方規格値 | 40 |
※Tabキーで連続入力ができます。
【参考資料】
JIS Z9021 「シューハート管理図」
JIS Z8101-2 「用語及び記号-第2部:統計の応用」
菅間正二 『図解入門ビジネス生産現場の管理手法がよーくわかる本』 秀和システム
最終更新 2017年7月12日
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