自分の市場を既に獲得している企業において、その市場で優良企業であるために取る行動(顧客の要望に応え製品や技術、サービスの改善をすることなど)自体が、その市場を失う原因になるという考え方。獲得している市場の主流顧客の声に耳を傾ける限り、新しい価値を持った技術(破壊的技術)が評価されることは少ない。そのため新しい価値を持った技術(破壊的技術)は、その企業にとっては取るに足らないものと判断され、新興企業に市場を奪われる原因となってしまう。
※「イノベーションのジレンマ」の原題は”The Innovator's Dilemma”
【参考文献】
クレイトン・クリステンセン 『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』 翔泳社
最終更新 2015年6月10日
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