製品の累積生産量が2倍になると、原価が一定の割合で低下する現象をグラフ化したもの。低下する割合は業界や製品の種類などによって異なり、その割合のことを習熟率という。習熟率が80%の場合、原価100円の製品の累積生産量が2倍となると、100円×0.8=80円となる。 経験曲線の考え方によると、低コストな製品を設計するためには、下記のような方法などにより累積生産量を増やすべきであるといえる。
・競合他社より高いシェアを獲得する(結果として累積生産量が多くなる) 
 ・製品の種類を集約化し、1品種当たりの生産量を増やす。 
 ・部品の共通化、標準化を進め、1部品当たりの生産量を増やす。  
累積生産量が増えると原価が下がる理由としては以下のようなものが考えられる。
 ・作業者の習熟度の向上 
 ・生産工程の改善 ・高性能な生産設備の導入
 ・生産に適した形への設計変更  
 
  
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最終更新 2015年7月16日
 
   						               		 