製品やシステムを創造する一連のプロセス。技術者教育のレベルを相互承認するワシントン協定への加盟審査時に、日本におけるエンジニアリングデザイン教育の弱さを指摘された。そのため、技術者育成の認定を行うJABEE(一般社団法人日本技術者教育認定機構)を中心に、エンジニアリングデザイン教育の改善に向けた取り組みが進められている。現時点では一般に広く浸透している考え方ではないといえる。
<JABEEによるエンジニアリングデザインの定義>
『エンジニアリング・デザインとは、数学、基礎科学、エンジニアリング・サイエンス(数学と基礎科学の上に築かれた応用のための科学とテクノロジーの知識体系)および人文社会科学等の学習成果を集約し、経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性などの現実的な条件の範囲内で、ニーズに合ったシステム、エレメント(コンポーネント)、方法を開発する、創造的、反復的で、オープンエンドなプロセスである。』
出所:JABEE 「JABEE におけるエンジニアリング・デザイン教育への対応基本方針」
【参考資料】
JABEE 「JABEE におけるエンジニアリング・デザイン教育への対応 基本方針」
最終更新 2017年4月4日
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