健常者、障害者、高齢者など、出来る限り多様な使用者が使いやすいように、製品や建築、システムなどを設計すること。
アクセシブルデザインと類似の言葉に、ユニバーサルデザイン、デザインフォーオール、バリアフリーデザイン、インクルーシブデザイン、トランスジェネレーショナルデザインといったものがある。場合によってわずかな意味の違いはあるものの、近年はほとんど同様の意味合いで使用されることが多い。
同様の意味を表現する場合、日本ではユニバーサルデザインまたはバリアフリーデザインが最も一般的であるが、米国以外の諸外国では一般的ではない。また、ISO/IECガイド71において、アクセシブルデザインという言葉が国際標準化されていることもあり、今後は徐々にアクセシブルデザインに統一されていく可能性がある。
【参考資料】
ISO/IECガイド71:2014 「Guide for addressing accessibility in standards」
ユニバーサルデザイン研究会 『人間工学とユニバーサルデザイン―ユーザビリティ・アクセシビリティ中心・ものづくりマニュアル』 日本工業出版
最終更新 2015年12月15日
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