製品ライフサイクル

製品設計をする際には、製品の機能や使いやすさだけではなく製造性や環境負荷低減など、製品の全ライフサイクルに渡って様々な要求事項に配慮する必要がある。要求事項を抽出する際には、下記のように製品ライフサイクルをフレームワークとして準備しておくと、要求事項の抜け・漏れを防ぐのに非常に有効である。

 

【事例】樹脂製品の製品ライフサイクル

 ライフサイクル 含まれるもの 要求事項の例
企画・設計 商品企画、基本設計、構想設計、詳細設計、評価、審査、設計期間など ・設計期間6か月以内
・製品原価250円以下
調達 原材料の調達、部材の調達、輸送、コストなど ・部材の納入リードタイム2週間以内
・輸送時に部材に不具合の出ない納入方法
製造 製造性、生産性、在庫、検査など ・自社の射出成形機で生産可能
・ウェルドが発生しにくいゲート位置
出荷・施工 輸送、施工性、据付性など ・輸送時に製品に不具合が出ない包装仕様
・一人で運べる包装仕様
販売 パッケージ意匠、形状など ・機能が一目で分かるパッケージ
・商品棚に段積みしやすい形状
使用 機能、性能、使いやすさ、耐久性など ・子供から大人まで使える
・5年以上の耐久性
アフターサービス 保守サービス性、メンテナンス性など ・保守サービスマニュアルの準備
・メンテナンス方法をHPに掲載
廃棄 回収、リサイクル性、分解性、環境適合性など ・環境負荷の低い原料を使用
・分解しやすいような構造

 

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※製品の種類によって製品ライフサイクルは多少異なりますので、製品の状況に合わせてフレームワークを修正して使用してください。

 

最終更新 2015年10月15日

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投稿日:2015年10月15日 更新日:

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