漠然とした情報をより具体化するためのフレームワーク。情報を【Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どのように)】の5W1Hに分けて整理するにより、状況が具体的に理解しやすくなる。製品設計においては、製品の要求事項の整理や、使われ方の明確化など様々な場面で活用することができる。
【事例】製品(樹脂製踏み台)の使われ方の明確化
5W1H | 製品の使われ方 |
誰が(Who) | ・体の大きな7歳男児 (体格は同年齢男児の95パーセンタイル) |
何を(What) | ・製品(樹脂製踏み台)に乗った |
いつ(When) | ・真夏の暑い時期(35℃) |
どこで(Where) | ・室内の直射日光が当たらない所 |
なぜ(Why) | ・高い所にある玩具を取るため |
どのように(How) | ・片足で15秒間 |
※製品設計において「使われ方の明確化」は非常に重要である。上記の例で言うと、真夏の暑い時期(35℃)を想定するかしないかでは、樹脂材料を使う製品の強度設計は全く変わってくる。設計している製品がどのような使われ方をし、どこまで設計で配慮するかを決めることは設計の上流工程での必須事項である。
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最終更新 2015年10月9日