まずはこれだけ!
プラスチック製品 強度設計の基礎知識
日時 2020年9月7日(木) 10:00~13:00
会場 ZoomによるWebセミナー
主催 日刊工業新聞社
講師 田口技術士事務所 代表 田口宏之
本セミナーは大変多くの方にご受講いただき、好評のうちに終了いたしました。
日刊工業新聞社様主催のセミナーに登壇します。
申し込み(日刊工業新聞社様ホームページ)
<概要>
プラスチックは低コストで様々な特性を付与できるため、多くの製品に使用されています。近年は、軽量化やコスト低減の要求から、金属をプラスチックに代替する動きも非常に活発です。金属をプラスチックに代替する場合、しっかりとした強度設計が必要なのはいうまでもありません。しかし、プラスチック製品の強度設計に実際に取組んでみると、思ったほど簡単ではないことに気付きます。材料力学の知識に加えて、材料特性や成形・加工の影響に関する知識、製品設計上の実務的ノウハウを持っていなければ、精度の高い強度設計を行うことは困難だからです。それらの知識・ノウハウは広く浸透しておらず、KKD(勘と経験と度胸)による強度設計にとどまっていることが多いのが実情です。
本セミナーは、数多くのプラスチック製品の設計を手掛けてきた講師が担当します。これだけは知っておいてほしいと考える内容に絞り、強度設計の基礎を分かりやすく解説します。
セミナープログラム
①プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学の基礎知識
1.1 プラスチック製品の強度設計
1-1-1 ストレス・ストレングスモデル
1-1-2 プラスチック材料の物性表
1.2 物性表を見ながら学ぶ材料力学
1-2-1 荷重の種類
1-2-2 応力とひずみ
1-2-3 フックの法則とヤング率
1-2-4 応力-ひずみ曲線(S-S曲線)
1.3 はりの強度設計
1-3-1 はりの種類
1-3-2 曲げモーメント
1-3-3 断面係数と発生応力
1-3-4 断面二次モーメントとたわみ
1-3-5 はりの強度計算の活用例
1.4 応力集中
1.5 引張特性と曲げ特性
②強度設計において考慮すべきプラスチック材料の特性
2.1 プラスチック材料の特徴
2-1-1 材料特性の決定プロセス
2-1-2 結晶性プラスチックと非晶性プラスチック
2.2 粘弾性特性
2-2-1 力学モデル
2-2-2 クリープ
2-2-3 応力緩和
2.3 劣化
2-3-1 様々な劣化要因(熱/水分/紫外線/その他)
2-3-2 アレニウスの式を使った寿命の推定
2-3-3 RTI(相対温度指数)
2.4 疲労
2.5 温度特性