製品リスク(製品設計webセミナー)

『製品設計webセミナー~製品リスク~』

 

製品リスクの概要について解説しています。

 

 

 

最終更新 2016年3月2日

 

 

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  • 1. 製品設計webセミナー 【製品リスク】 (2016年3月版) 製品設計知識 https://seihin-sekkei.com
  • 2. <内容> ①製品リスクについて ②製品事故 ③法律違反
  • 3. 製品リスクについて 2 ①製品事故 ②法律違反 ■これらは、刑事責任、民事責任、行政責任、リコールにつながる最も重 大なリスク。死亡事故を起こしてしまうと、経営は一発で傾いて しまう。 ■製品設計を行う場合には、特にこれらの二つは絶対に起こさ ないようにすることが重要。
  • 4. 製品事故 3 製品事故が発生した場合の責任根拠(主なもの) ①製造物責任法(PL法) 時効10年 ②民法(不法行為責任) 時効20年 ③刑法(業務上過失致死傷罪) ④消費生活用製品安全法(危害防止命令等) ⑤社会的責任(企業ブランド) ※メーカーでは通常責任回避のために、10年または20年 の安全性確保を目標とする。 ※④、⑤に時効はない。
  • 5. 製品事故(事例) 4 <対象製品> 樹脂製踏み台 <内容> キャンピングカーから降りる際に使用 したところ天板が割れ右足の指 を骨折した。 <原因> 高所から踏み台に飛び降りる想定をしていなかった <対応> 36万台の自主回収 <責任の根拠> 製造物責任法、社会的責任(企業ブランド) 数量が多い製品は、被害者 への賠償より、回収費用の方 が圧倒的に大きくなる。 破損した樹脂製踏み台 出典 nite(製品評価技術基盤機構)ニュースリリース
  • 6. 製品事故(事例) 5 <対象製品> カプセルトイ(ガチャポン) <内容> 2歳児が口に入れて窒息。 後遺障害が残った。 <原因> 業界基準を守っていればよいと思った <対応> 裁判で争われ、約2600万円の賠償判決 (和解) <責任の根拠> 製造物責任法
  • 7. 製品事故(事例) 6 <対象製品> 加湿器 <内容> 20年近く前に販売した加湿器から 出火し、火災により6名死傷 <原因> 長期間の経年劣化を想定できなかった <対応> 2万台以上をリコール <責任の根拠> 消費生活用製品安全法(危害防止命令) 社会的責任(企業ブランド)
  • 8. 製品事故(事例) 7 <対象製品> 六本木ヒルズ回転ドア <内容> 6歳男児が回転ドアに挟まれて死亡 <原因> センサーがあれば大丈夫だと思った <対応> 森ビル、三和タジマの責任者が有罪確定 <責任の根拠> 刑法(業務上過失致死傷罪) 製品に問題があることを知って いながら、市場に流通させた
  • 9. 製品事故 8 まず2つのキーワードを頭に入れる。この2つを回避できれば、 製品事故に関して、責任問題が発生することほとんどない。 (1)過失 (2)欠陥
  • 10. 製品事故 9 (1)「過失」がないようにする 民法第709条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利 益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を 負う。 <例> ・厚みをもう少し大きくしないと強度不足かもしれないと思ったが、 時間がなかったので検証しなかった。 ・材料の耐久性を検証すべきだったのに、納期が迫っていたので やらなかった。
  • 11. 製品事故 10 (2)「欠陥」がないようにする 製造物責任法第2条の2 この法律において欠陥とは、当該製造物の特性、その通常予 見される使用形態、その製造業者等が当該製造物を引き渡 した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して、当該製 造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいう。 「欠陥」を簡単に言うと・・・ 「普通これぐらいの使い方はするでしょう!」という使い方をしてい る時に、怪我をしたり物を壊したりすること ※樹脂製踏み台に高所から飛び降りる⇒普通するか?!
  • 12. 製品事故 11 製品事故で責任を負わないために覚えておくべきこと 製造物責任法第3条(PL法) ・・・欠陥により他人の生命、身体又は財産を侵害したときは、 これによって生じた損害を賠償する責めに任ずる。 <欠陥の3類型> ①製造上の欠陥 ②設計上の欠陥 ③指示・警告上の欠陥 ※製造物責任法第4条 下記の場合は免責となる ・・・その欠陥が専ら当該他の製造物の製造業者が行った設計に関する指示に従ったことにより生じ、かつ、その欠陥が 生じたことにつき過失がないこと。
  • 13. 法律違反 12 製品によっては、個別に法律が規定されているものがある。 <例> ■電気香炉 ⇒ 電気用品安全法 ※感電対策などの技術基準が決められている。 ■ライター ⇒ 消費生活用製品安全法 ※子供による火遊び対策が必須 ■水筒 ⇒ 家庭用品品質表示法 ※原材料名などを表示する義務
  • 14. 法律違反 13 法律に関するポイント ①守るのは簡単 ⇒「欠陥」と違って守るべきことは非常に明確。 ②違反するとリコールになりやすい ⇒しっかり守ることができる仕組みをつくることが重要。 ③一見するとややこしい複雑な法律が多い ⇒守るべき内容を一覧化して資料に残しておく。一度やれば法 律改正までやる必要はない。 ⇒初めて対応する製品の場合は要注意。
  • 15. 法律違反(事例) 14 <対象製品> 接着剤 <対応法規> 有害物質を含有する家庭用品の 規制に関する法律 <違反内容> 同法律で規制されている物質が検出された <対応> リコール 出典 消費者庁リコール情報サイト
  • 16. 法律違反(事例) 15 <対象製品> 幼児用粘土 <対応法規> 食品衛生法 <違反内容> 同法律で認められていない着色剤 が使用された <対応> リコール 出典 消費者庁リコール情報サイト
  • 17. 法律違反(事例) 16 <対象製品> FMトランスミッター <対応法規> 電波法 <違反内容> 電波の出力が法律の規定より大きかった <対応> リコール 出典 消費者庁リコール情報サイト
  • 18. まとめ 17 ■製品リスクの主なもの (1)製品事故 (2)法律違反 ■製品事故の主な原因 (1)過失 (2)欠陥 欠陥の定義は明確ではない。自社で判断する必要がある。 ■法律違反はリコールにつながりやすい(言い訳できない)
  • 19. <資料作成> 田口技術士事務所

 

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