【終了/大阪開催セミナー】安全設計の考え方と実践のポイント(2017年8月2日)

投稿日:2017年6月23日 更新日:

製品・部品の設計プロセスで安全をつくり込む

安全設計の考え方と実践のポイント
   

   日時 2017年8月2日(水) 10:00~17:00
   会場 大阪府工業協会研修室(サンマリオンNBFタワー4階)
   主催 大阪府工業協会

 

 


 

本セミナーは好評のうちに終了いたしました。

 

<受講者様の声(抜粋)>
・設計プロセスで「安全」をつくり込むテクニックがよかった。
・演習を交えて安全設計を学ぶことができたので分かりやすかった。
・リスクの見つけ方や考え方が参考になった。
・リスクアセスメントを設計に役立てていきたい。

 

 

大阪府工業協会様主催のセミナーに登壇します。

 

申し込み(大阪府工業協会様ホームページ)

 

 

<概要>
製品設計において「安全」の検証は必須です。ユーザーの安全に対する見る目は大変厳しくなっており、もし事故やリコールが発生したら大問題となります。しかし、実際のところ、どのように安全を考慮して設計すればよいか分からない技術者も多いことでしょう。
そこでこの研修では、製品安全に関する基礎知識と設計プロセスで安全を作り込む手法を分かりやすく解説します。この機会に安全に対する「感度」と設計スキルを磨いてください。

 

 

セミナープログラム

❶製品設計に潜在するリスク


(1)製品設計の3大リスク
 ①製品事故 ②法律違反 ③SNSなどによる評価
(2)過去のリコール事例から安全に関する感度を磨く
 【事例】樹脂製踏み台の破損 ⇒ 高所から踏み台に飛び降りることを想定しているか

 

 

❷製品安全の基礎知識


(1)製品安全に関する重要なキーワード
 ●製品事故 ●欠陥 ●予見可能な誤使用 ●安全
 ●リスク ●危害の程度と発生頻度
(2)安全な製品とは何か?
(3)安全設計の考え方

 

 

❸安全な製品を設計するための手法


(1)3ステップメソッド ⇒ リスク低減の優先順位明確化
 ①本質的安全設計・・・危険源自体を除去するか、リスクを低減する
 ②保護装置・・・保護カバーやセンサでリスクを低減する
 ③使用上の情報・・・警告ラベル等で注意喚起を行う
(2)リスクアセスメント ⇒ 製品が安全であるかの事前評価
 ①意図される使用・予見可能な誤使用の明確化
 ②危険源の特定
 ③リスクの見積り/評価(R-MAPの活用)
(3)フェールセーフ設計<故障することを前提に設計する>
 【事例】エレベーター ⇒ ワイヤーロープが切れても落下を防ぐ機構
(4)フールプルーフ設計<誤った使い方でも危険が生じない、使用できない設計に>
 【事例】水栓のロック ⇒ 誤って高温のお湯が出ない機構

 

 

❹設計プロセスで「安全」を作り込むテクニック


(1)設計プロセス構築のテクニック
 ●設計プロセスに安全設計手法を組み込む
 ●使用条件の明確化
 ●要求仕様書/詳細設計書
 ●FMEA
(2)安全設計の実践への展開
 【演習】今回学んだことをもとに、安全を考慮して簡単なプラスチック製品を設計する

 

 

<コメント>
昨年に引き続き、大阪府工業協会様で安全設計に関するセミナーに登壇させて頂きます。
私は設計者10名弱の、特注品を設計する部門に所属していたことがあります。その部門では市場点検を伴うような品質問題(設計起因)を起こしました。それを二度と繰り返さないように、私が主担当として、設計プロセスの改革をやり遂げた経験があります。製品安全を確保するための方法論は、理論としては理解できても、実践での活用は難しいものが多いように思います。本セミナーでは、実践でも活用できるような考え方や手法を解説します。ぜひ中小企業や小規模な設計部隊の設計者、管理者の方は、受講して頂ければと思います。

 

 

 

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