椅子のリコール(2010年~2014年編)

投稿日:2015年9月4日 更新日:

前回の記事 「椅子のリコール(2006年~2009年編)」  

前回の2006年~2009年編に続き、今回は2010年~2014年編です。  

 


  実際のリコール・社告事例(2010年~2014年)  

 

株式会社良品計画(販売)/住商インテリアインターナショナル株式会社(輸入)

公表 2010年2月
製造・販売時期 2009年8月~2009年12月販売
不具合事象 脚部の割れが発生
被害の発生 不明
可能性のある被害 (筆者推定) 転倒
原因 不明
対応 交換(脚部のみ)

muji

 

出典:nite HP  

 

 

シグマA・P・O システム販売株式会社

公表 2010年3月
製造・販売時期 2008年2月~2008年10月販売
不具合事象 背もたれが破損
被害の発生 不明
可能性のある被害 「場合によっては転倒などにより怪我をする恐れがある」(niteHPより)
原因 不明
対応 部品交換

  sigma

 

出典:nite HP      

 

 

株式会社ワールドリビングスタイル

公表 2010年5月
製造・販売時期 2009年11~2010年5月販売
不具合事象 椅子の脚が折れる
被害の発生 不明
可能性のある被害 (筆者推定) 転倒
原因 脚材料である木材の強度不足
対応 回収

world

 

出典:nite HP  

 

 

國新産業株式会社

公表 2010年7月
製造・販売時期 2008年11~2010年2月販売
不具合事象 座面とガスシリンダー接続部の部品の溶接が外れ、破損する恐れがある
被害の発生 不明
可能性のある被害 (筆者推定) 転倒
原因 溶接不良
対応 回収・修理

  写真なし    

 

 

株式会社ニトリ

公表 2010年7月
製造・販売時期 2004年9~2006年9月販売
不具合事象 腰を掛けた際に、脚の接合部が外れた
被害の発生 座面ごと落下し腰を打ちつけるという事故が発生
可能性のある被害 転倒
原因 溶接不良
対応 点検・修理(金属による補強)

nitori4

 

出典:nite HP    

 

 

イケア・ジャパン株式会社

公表 2012年1月
製造・販売時期 2006年7~2009年11月販売
不具合事象 安全ベルトが突然外れ、お子さまが転落するおそれがあることが判明
被害の発生 不明
可能性のある被害 転落
原因 不明
対応 無償提供(交換用安全ベルト)

ikea2

 

出典:nite HP    

 

 

プラス株式会社

公表 2012年9月
製造・販売時期 2000年2月製造
不具合事象 座面と脚部の可動部分の金具が外れて転倒するおそれ
被害の発生 不明
可能性のある被害 転倒
原因 溶接不良
対応 交換

plus2

 

出典:nite HP    

 

 

株式会社ジョイフルエーケー

公表 2013年5月
製造・販売時期 2013年3月~2013年5月販売
不具合事象 商品の強度不足による破損事例
被害の発生 不明
可能性のある被害 不明
原因 不明
対応 回収

joy

 

出典:nite HP    

 

 

株式会社コメリ

公表 2013年8月
製造・販売時期 2013年3月~2013年8月販売
不具合事象 使用時に破損の恐れ
被害の発生 不明
可能性のある被害 不明
原因 不明
対応 回収

komeri

 

出典:nite HP    

 

 

コクヨファニチャー株式会社

公表 2014年8月
製造・販売時期 2008年1月~2009年12月販売
不具合事象 使用中に座が外れる可能性
被害の発生 不明
可能性のある被害 「転倒し怪我をする恐れがあること」(コクヨHPより)
原因 不明
対応 点検(部品交換)

  kokuyo3

 

出典:nite HP    

 

 

株式会社エイ・アイ・エス

公表 2014年9月
製造・販売時期 2011年12月~2013年6月販売
不具合事象 ベース部分の不備により、破損するという事象が発生
被害の発生 不明
可能性のある被害 不明
原因 不明
対応 回収(同等商品と無償交換または部品交換)

  ais

 

出典:nite HP    

 

 

株式会社コメリ

公表 2014年12月
製造・販売時期 2004年~2013年7月販売(品番による)
不具合事象 脚部に亀裂が生じる恐れがある
被害の発生 不明
可能性のある被害 (筆者推定) 転倒
原因 不明
対応 回収(同等商品と無償交換または返金)

komeri2

 

出典:nite HP  

 

前回も書いたように、不具合の原因トップ3は以下の通りです。もし椅子を設計する機会があれば十分にご注意ください。

①溶接不良

②強度不足

③ネジ緩み  

 

前回の記事 「椅子のリコール(2006年~2009年編)」

 




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